１．

この年表形式の一覧の出典は、次の2つです。

ａ．

「PRINTALL.TXT」（三省堂書店新宿店 小田急百貨店10階） わずか10〜15分の間に、237冊の書名、巻次・年次、出版社、著者、価格、出版年月日が無料でコンピューターからプリントアウトされました（Ａ４判横書6頁）。

ｂ．

『小さな一歩から』（三浦 綾子 著、講談社文庫、1991年11月15日第1刷発行）この本の末尾13頁にわたる年譜（掲載された雑誌・新聞の年月に至るまで記録されています。同社の文庫にだけある、貴重な資料です）。

２．

この詳細な年表形式一覧を作成した動機は、次の3つです。

ａ．

まず、書かれた順番に全部、自分で読んでみたい（今までに読んだものは、10〜15冊くらい）。

ｂ．

未信者の方々にお貸しして、あかしの武器として使いたい。

ｃ．

教会に「三浦綾子文庫」を設置し、7作品あるという著作の237点の本をすべて収蔵して、近所の方々にも読んでいただきたい。

３．

この一覧は、未完です。次号の教会図書通信発行までに、発行年月日や頁数等の漏れを補って完全な年表にするつもりです。

１．

1998年3月29日に「三浦綾子著作一覧」（１）を作成・発表してから9年の歳月が流れようとしています。その間に筆者の身辺に大きな変化が生じました。その主要な者だけ列挙すると次の通りです。

ａ．

26年間奉職した学校法人東京キリスト教学園を2003年月日年3月末で定年退職し、4月から嘱託で法人顧問に就任しました。

ｂ．

1998年4月〜2005年3月日本同盟基督教団八千代聖書教会牧師を務め、若い後任者の本多　守牧師と交代しました。

ｃ．

2006年4月から同教団麻布霞町教会の牧師に就任し、今日に至っています。但し、本年4月から中年・熟年世代の小林伊佐美伝道師を主任担任＆代表役員として迎え、協力牧師になっています。

ｄ．

三浦綾子文庫関連では、定年の年に当時所属していた同教団和泉福音教会と牧会していた八千代聖書教会に退職金の一部でそれぞれの教会の文庫になかった三浦綾子の本を寄贈して三浦綾子文庫を設置しました。

ｅ．

また、平行して有志と一緒に2004年4月から「三浦綾子文庫の会」の設立準備に入り、6人の同志と一緒に隔月程度に会合を重ねて2006年10月30日に、三浦光世著『青春の傷跡』出版記念講演会を開催し、その席で「三浦綾子文庫の会」設立・披露を行いました。

ｆ．

同様に平行して、2007年4月から牧会を始めた麻布霞町教会でも「三浦綾子文庫の会」の設立を呼びかけ、また会員の中の三浦綾子ファンの方々からの本の寄贈を受けて文庫を設置し、文庫の会も設立されて2006年6月22日から「三浦綾子の本を読む会」を教会で始める段階に至りました。

ｇ．

麻布霞町教会の会員で教会図書委員で三浦綾子文庫会委員の田代喜十郎さんが次の本を元にして、1998年3月29日版の「三浦綾子著作一覧」と照合して正確な「三浦綾子著作一覧」をこのように作成して下さいました。考えてみると三浦綾子さんという方は不思議な方で、お書きになった本を読んだ方々を不思議に虜にして、聖書・教会・信仰に導かれるようにして下さると同時に、私や田代さんのように三浦綾子の本を一人でも多くの方々に読んで頂いて福音をあかししよういう情熱を掻き立てて下さる方です。

ｈ．

そのような三浦綾子さんの魅力に魅了された方々の一部がｅ．でご紹介した6人衆で、私の発想は「三浦綾子の本を日本全国の教会図書に入れて福音を証ししよう」でしたが、この方々の発想から「日本の学校と公共の図書館に三浦綾子の本を寄贈して読んでいただこう」と「第二・第三の三浦綾子 を発掘しよう」という壮大なビジョンが生まれました。

ｉ．

こうしてこれら3つのビジョンのうちの第一番目の教会図書への三浦綾子の本の購入のためにこの一覧がお役に立つことを願っています。

（2007年5月23日加筆）